どーも、管理人のまーちゃんです。
ついに、この日が来てしまいました。
そう、2年越しの開催となった横浜マラソンです!!
これまでの練習の成果を見せるときがやってきました。
状態はそれほど良くなく(先週の20kmでの疲労が完全に抜けていない)、少し不安でしたが、あとは気合で乗り切る決意で意気込んで出場しました。
レース前の整列では、待ち時間が長くて高揚感が段々消えていったのですが、それでもスタートラインを越えると自然と気持ちが高ぶりました!
参加者が28,000人超と非常に多く、スタートから約30分経ってからやっとスタートラインを超えました。
そこからはみなとみらい21地区と横浜元町の街中のコースを走るのですが、要所での関門時刻が早く締め切られ、最後尾グループからの出発となった自分にとってはしっかり走らないと間に合わないという事態に陥りました。
ついつい焦りつつ、最初の20kmまでは残り時間~分というギリギリの状況だったので、常に時間との闘いでした。
しかし沿道で応援してくれる人たちも多く、とても勇気づけられました。
トイレの設置箇所は多かったが、一か所当たりの個数は多くなく渋滞していました。
それが意外に休憩となるような感じに。
ですが関門手前のトイレに並ぶと待ち時間に締め切られる可能性もあったので、よく考える必要がありました。
フルマラソンがこんなにも頭を使うものだとは思わなかった。
5kmを過ぎたあたりからは357号を走り、首都高速湾岸線の下を走る形に。
この日は快晴で日差しが強かったため、高速の下は日よけになって助かりました。
応援に来てくれた友人とも要所要所で出逢うことができ、勇気と元気をもらいつつ、1km6分30秒ペースで走行。
しかし調子が良かったのは18kmぐらいまでで、そこから両ひざの腸脛靭帯にじわじわと異変が現れました。
ランニング用の膝サポーターを付けて用心はしていたのですが、20kmを過ぎたあたりで痛みが出てきてしまいました。
おそらく先週の20kmの疲労がまだ残っていたのでしょう。
調整失敗です。
ということで少しペースを落としてゆっくりと走る。
21kmを過ぎた時点でコースが首都高速の中となり始めたあたりから、膝の痛みで走行が辛くなり始めてきました。
しっかりと屈伸やひざの曲げ伸ばしをして、状態を確かめつつ先を行く。
25kmあたりからはもう走ると激痛が。
しょうがないので早歩きへとシフトして歩みを止めずに先へ急ぎました。
あとで一緒に参加した友人とも確認しましたが、首都高速上はアスファルトが一般道よりも固く感じ、足への負担が多かったように感じました。
ここで身体への影響が出た人は多かったと思います。
走りたいという気持ちと、その体力は残っているのに、痛みで走れない自分にショックを受けつつ、悔しい気持ちになりながら、でもここでリタイアしては負けだ、なんとか完走しなければという心境に。
でもあと20km弱を歩いていくのもとっても辛い。
まさに「止まるも地獄、行くも地獄」の状況です。
でも、どちらも地獄なら達成感を味わいたいという思い、ここで負けては今後の人生の悔いになるという気持ちから何度も止まりつつも完走を目指しました。
高速を降り、あと10km弱という地点から横浜港のシンボルタワーまでの道程が非常に長く感じました。
この時が一番限界を感じていたのだと思います。
35kmを過ぎるまで、心が折れそうになる瞬間が何度もありました。
ここで関門に間に合わなくてもいいや…という悪魔の言葉がよぎることも。
でもくじけずに歩みを止めず、時速5.5kmぐらいのペースを保って先を急ぎました。
早くこの辛さから抜け出したい、でもゴールしたい、という気持ちが原動力。
あと1時間で終わるんだ…と自分に言い聞かせ、激痛をこらえながら前に進みました。
残り3km地点でコスモクロックの姿を確認したとき、一気に心が楽になりました。
あぁやっと戻ってきた…ゴールはもう少しだ…という気持ち。
残りの力を振り絞り、ゴールに向けて進みます。
赤レンガ倉庫の近くで応援に来てくれた友人と再開。
その時みっともない姿(走れず早歩き状態)だなと思った瞬間、意外と頭は疲れてないことに気づきました。
全ては両膝の痛みにより、20km近く歩くハメになったしまったことに悔しさを感じつつ、ゴールへと急ぎます。
そしてゴール!
ほぼ同時間帯にゴールしたランナーが多く、パシフィコ横浜には沢山のランナーが押し寄せていたのでゴール後は渋滞。
でも痛みからの開放と、42.195km走った(歩いた?)という達成感は何ものにもかえられないものでした。
こんな体験はなかなか味わえません。
マラソン完走を機に、自分が一皮むけた人間になったような気がしました。
大会も終了し足の痛みも少し落ち着いたいま、この記事を投稿していますが、あのときの体験はいまだに新鮮に頭に蘇ってきます。
多分一生忘れることのない貴重な体験になったことでしょう。
でも、両膝のせいで走れなくなったことには非常に悔しさを感じています。
今後は一度治療に専念し、しっかりコンディションを整えてから練習を再開させ、またいつかの機会にフルマラソンに挑戦してみたいと思います!
以上、まーちゃんの横浜マラソンレポートでした!