昨今、ロックバンドQUEENの自伝的映画「ボヘミアン・ラプソディー」が好評なようです。
自分の知人も先日見に行ったそう。
実は自分も一緒に見ないかと誘われたのですが、乗り気がしなかったので止めました。
なぜか。
あらすじを調べてみると、何のことはない、とあるバンドの半生を描いただけの映画だな~と思ってしまったからです。
(ここまで見てバカだと思ったら閉じてください)
QUEENは何かと伝説的なバンドとして名だたる地位を獲得していますが、一応言っておきます。
本国の英国では、日本ほど神格化はされていません。
もちろん人気バンドであることは確かですが、日本の人気は「ビッグ・イン・ジャパン」位異常なものであることを良く心得て下さい。
そしてフレディ・マーキュリーの存在。
病気と闘いつつ、自分の命を削りながらバンド活動に勤しんだ姿は確かに感動的ではあります。
でも、フレディだけが特別ではありません。
薬物や飲酒による死、これもある意味病死といっても過言ではありません。
最近では、プリンス、キース・エマーソンなんかが、まさに精神的な疾患によって自分の命を絶つ事態になってしまいました。
ジョージ・ハリソンも癌による病死でした。
また、不慮の事故死や殺害による死、と言えばキリがないぐらい出てきます。
ジョン・レノンは殺害され、スティーヴィー・レイ・ヴォーンは事故死。
偉大なミュージシャンで短命だった人は多くいます。
僕なんかはフレディ取り上げるなら、ニルヴァーナのカート・コバーンも取り上げられろよ、と思います。
つまり何が言いたいかというと、フレディのように病気と闘い、その生涯を終えて神格化されるようなミュージシャンはいくらでもいるんです。
ものすごく客観的に話をしますが、売れていないミュージシャンの中でフレディ並みに命を削った人はたくさんいるんだと思います。
だから、確かにフレディの半生は衝撃的かつ激動的であったとしても、決してフレディだけが通る道ではないと思うんです。
僕はこの映画が上映される前から、QUEENというバンドの来歴とメンバーの歴史を知っており、リスペクトしています。
もちろん、フレディの活動に対しても。
それをしっかり理解しているので、ぶっちゃけわざわざこの映画を見る必要はない。
ということで、この映画を良いという人、高い評価を付ける人、というのはQUEENというバンドを今までよく知らなかったんだな、と思いました。
僕の中で、この映画は「QUEENというバンドの半生を良く知らない人たちに向けた映画」「感動させることを目的とした実在バンドの物語」という位置づけになりました。
結論。
僕はこの映画はわざわざ見る必要はない。
TVで放送されて、他に見る番組がなければ見てもいいかな…という位の位置づけです。
まだこの映画に対する批判がないようなので、いち早く自分の想いを書き込んでみました。
読者の方々のコメントも聞いてみたいので、是非是非投稿お願い致します。